ぐんまの風景を魅せる土木施設～BIRD'S EYEⅢ～

６月２５日に世界遺産登録３年を迎える「富岡製糸場」。
煉瓦造り下水溝は、繰糸場外北側の地下埋設されたもので、幅約６０センチ、高さ約１メートル、長さ約１８０メートルの下水溝です。
今回は、あまり紹介されたことのない、この下水講をクローズアップします。

奈良俣ダムは、赤倉山の南面に源を発する利根川上流左岸の支川、楢俣川に建設された多目的ダムです。洪水調節、水道用水・農工業用水の供給と水力発電を目的として、昭和56年、1981年に着工し、約8年の年月を要して完成した巨大なロックフィル式のダムです。今回は、この奈良俣ダムを紹介します。

矢木沢ダムは、堤高131ｍのアーチ式のコンクリートダムで、利根川本川の最上流部に建設された多目的ダムです。ダム建設地は、日本有数の豪雪地帯で、厳しい自然環境の中、約8年の年月を要し、昭和42年、1967年に完成しました。今回は、5月14日に行われた試験放流の様子も併せ、八木沢ダムを紹介します。

6月は「土砂災害防止月間」。そこで、昭和10年の水害で荒廃し、三沢川の最下流部に昭和13年に建設された「三沢川砂防堰堤」と明治43年や昭和10年の大災害を受け、昭和26年に建設された「烏川上流砂防堰堤」を紹介します。