携帯会社やスマホの料金プランを選ぶとき、自分に最適なサービスがどれか分からず、迷ってしまう人も多いでしょう。
プランの内容をしっかり把握しておかないと、自分に合わないものを選んでしまい、後悔する場合があります。
本記事では、ahamoとLINEMOを、料金プランや通信速度、通話サービスなどの項目別に比較していきます。
携帯会社 | 月額料金(税込) | 通信速度 | 通話サービス | 海外利用 |
---|---|---|---|---|
ahamo | 30GB:2,970円 | 平均ダウンロード速度
69.71Mbps |
5分かけ放題:無料(プランに含む)
5分超過後:22円/30秒 |
申し込み:不要
30GBまで使える |
平均アップロード速度
10.95Mbps |
無制限かけ放題:1,100円(税込) | |||
LINEMO | LINEMOベストプラン
3GB:990円 10GB:2,090円 |
平均ダウンロード速度
59.3Mbps |
5分かけ放題:550円(税込) | 申し込み:必要 |
LINEMOベストプランV
30GB:2,970円 |
平均アップロード速度
13.6Mbps |
無制限かけ放題:1,650円(税込) |
それぞれのサービスの特徴を知って、ニーズに合ったプランを選びましょう。
項目別の比較結果を踏まえて、メリット・デメリット・おすすめな人・おすすめじゃない人についても紹介するので、ahamoとLINEMOの違いを知りたい人、乗り換えを検討している人は参考にしてください。
ahamoとLINEMOを項目別に比較
ahamoとLINEMOには異なる特徴があり、それぞれの特徴を知ることは、最適な携帯会社を選ぶために重要です。
こちらでは、ahamoとLINEMOを以下の項目別に比較していきます。
- 料金プラン
- 通信速度
- 通話サービス
- サポート
- 海外ローミング
- データ容量
- 支払い方法
- つながりやすさ
- キャンペーン
- ポイント
- 購入できる端末
- 乗り換えタイミング
月額料金の安さや海外での使いやすさなど、重視したい項目を考えながら比較していきましょう。
料金プランを比較|ahamoは1プラン、LINEMOは2プラン
携帯会社 | 月額料金(税込) | 備考 |
---|---|---|
ahamo | 30GB:2,970円 | 5分以内の無料通話を含む
大盛りオプション(80GB:1,980円(税込))あり |
LINEMO | LINEMOベストプラン
3GB:990円 10GB:2,090円 |
LINEアプリはデータ消費がゼロ
※一部対象外サービスあり |
LINEMOベストプランV
30GB:2,970円 |
ahamoは、月額2,970円(税込)の30GBプラン、LINEMOは「LINEMOベストプラン」と「LINEMOベストプランV」のプランがあります。
【LINEMOの料金プラン】

引用元:LINEMO公式
ahamoの30GBで足りない方は、「大盛りオプション」で80GBを追加して、110GBを月額4,950円(税込)で利用することが可能です。
動画視聴やオンラインゲームなど、データを大量に使う人は、ahamoが安心して利用できるでしょう。
LINEMOは、3GB・10GBを利用できる「LINEMOベストプラン」と、30GBを利用できる「LINEMOベストプランV」を提供しており、小容量から大容量のユーザーまで、幅広いニーズに対応しています。
また、LINEMOはLINEアプリを使ってもデータが消費されない「LINEギガフリー」機能が特徴的で、トーク・音声通話・ビデオ通話・LINEミーティングなどの利用は、データ消費がゼロです。
位置情報の共有やスタンプショップの利用など、一部のサービスは対象外なので、LINEMO公式サイトで「LINEギガフリー」対象のサービスを把握しておきましょう。
3GBから10GBのデータ容量を必要とする人やLINEをメインで使う人にはLINEMOが向いています。
30GBが月額2,970円
通信速度を比較|LINEMOの通信速度の方が速い
スマホの通信速度は、インターネットやアプリを快適に使用するために重要な要素で、「ダウンロード速度」と「アップロード速度」があります。
ダウンロード速度は、インターネット上からスマホにデータを受け取る速度のこと。
ダウンロード速度が速いと、ウェブページの読み込みや動画のストリーミング、アプリのダウンロードがスムーズに行えます。
アップロード速度は、スマホからインターネット上にデータを送信する速度のこと。
アップロード速度が速いと、写真や動画のアップロード、オンライン会議での映像・音声の送信がスムーズに行えます。
それでは、ahamoとLINEMOの通信速度を「みんなのネット回線速度(9/13時点)」を参考に比較してみましょう。
携帯会社 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 |
---|---|---|
ahamo | 69.71Mbps | 10.95Mbps |
LINEMO | 72.09Mbps | 13.6Mbps |
上の表から、LINEMOの通信速度の方が速いため、快適にスマホを使用したい方には、LINEMOがおすすめと言えます。
通信速度は地域や利用者数、時間などの条件によって変化するため、つながりやすい携帯会社を知りたい方は、通信速度の平均値が分かる「みんなのネット回線速度」を参考にしてください。
3GBが月額990円
通話サービスを比較|ahamoは5分かけ放題が無料
携帯会社 | 5分かけ放題
料金(税込) |
無制限かけ放題
料金(税込) |
---|---|---|
ahamo | 無料(プランに含む)
5分超過後:22円/30秒 |
1,100円 |
LINEMO | 550円 | 1,650円 |
ahamoは5分以内の通話がプランに含まれており、短い電話を頻繁にかける人にとって、非常にお得なプランです。
無制限のかけ放題は月額1,100円(税込)で利用できるため、自分の通話時間や回数に応じてプランを選んでください。
LINEMOは5分かけ放題のオプションが月額550円(税込)、無制限のかけ放題は1,650円(税込)と、ahamoと比較すると割高になります。
たとえば、無制限のかけ放題オプションについて考えると、1年間でahamoは13,200円(税込)に対し、LINEMOは19,800円(税込)。
ahamoの方が1年間で6,600円安くなります。
しかし、LINEMOではLINE通話のデータ消費量がゼロなので、かけ放題のオプションを追加しなくても、存分に通話を楽しめるでしょう。
サポートを比較|電話・チャットのサポートが基本
携帯会社 | 店舗サポート | 電話サポート | チャットサポート |
---|---|---|---|
ahamo | ドコモショップで対応
料金:3,300円(税込) |
あり
(ビデオ通話) |
あり
(チャットボット・有人チャット) |
LINEMO | なし | あり | あり
(公式サイトまたはLINE公式アカウントから) |
ahamoとLINEMOのサポートは、どちらも基本的に電話とチャットでのサポート対応ですが、ahamoではドコモショップでの対面サポートが3,300円(税込)で利用できます。
有料ではあるものの、スマホの操作が不慣れな人にとっては、直接店舗で質問できるのは安心ですよね。
一方で、LINEMOはオンラインサポートしかなく、店舗でのサポートは提供していません。
スマホ操作に不安がない人は、LINEMOのオンラインサポートで問題ありませんが、対面で説明を受けたい場合は、ahamoの方が適しているでしょう。
サポートを利用する以外にも、公式サイトの「よくある質問」から当てはまる内容を検索する方法もあります。
【ahamoのよくある質問はこちら】

引用元:ahamo公式
【LINEMOのよくある質問はこちら】

引用元:LINEMO公式
ahamoとLINEMOユーザーの疑問が掲載されているので、あなたが疑問に感じている内容が書かれていないか調べてみてください。
海外ローミングを比較|ahamoは追加料金不要
携帯会社 | 対応エリア | 利用料金(税込) | 申し込み |
---|---|---|---|
ahamo | 91カ国 | 不要
20GBまで使用可能 |
不要 |
LINEMO | 197カ国 | 「海外あんしん定額」
定額国L 197カ国
定額国S 15カ国
「海外パケットし放題」202カ国
|
必要 |
ahamoを海外で使うときには、申し込み不要で、月間30GBまでは日本と同じように使えるため、海外旅行や出張が多い人にはとてもお得です。
91カ国に対応しており、日本人の主要な旅行先や出張先はほぼカバーされています。
しかし、海外での利用が15日を超えると、最大128kbpsの速度制限がかかってしまうため、ahamoを海外で利用するのは15日以内がおすすめです。
ahamoは、申し込み不要で海外でも利用できますが、LINEMOは海外プランの申し込みをしなければなりません。
LINEMOは複数の海外対応プランがあるものの、ahamoと比較すると割高になってしまうため、長期の滞在や頻繁に海外に行く場合は、ahamoの方がコストを抑えることができます。
データ容量を比較|ahamoは30GB、LINEMOは3GBから30GB
携帯会社 | データ容量 |
---|---|
ahamo | 30GB
大盛りオプション追加で110GB |
LINEMO | 3GB
10GB 30GB |
ahamoでは、30GBまたは110GBの大容量プラン、LINEMOでは、3GBから30GBの小容量から大容量プランまで提供しています。
データ消費量が少ない人や、WiFi環境下でのスマホ使用が多い人にとっては、LINEMOの3GBプランはリーズナブルな選択肢です。
ここで、3GBから30GBのデータ容量での、使用方法の違いを見てみましょう。
データ容量 | Web閲覧 | 動画の視聴(中画質) | 音楽のダウンロード |
---|---|---|---|
3GB | 約10,500回 | 約13.5時間 | 約750曲 |
10GB | 約35,000回 | 約45時間 | 約2,500曲 |
20GB | 約70,000回 | 約90時間 | 約5,000曲 |
30GB | 約105,000回 | 約135時間 | 約7,500曲 |
外出先でスマホを使うことが多い人や、車や電車での移動中に音楽や動画配信を楽しみたい人は、データ容量が大きいプランを選択しましょう。
また、普段使っているデータ量を確認しておくと、最適な料金プランを選びやすくなりますよ。
支払い方法を比較|ahamo・LINEMOともに口座振替可能
携帯会社 | 支払い方法 |
---|---|
ahamo | 口座振替
クレジットカード dポイント |
LINEMO | 口座振替
クレジットカード PayPay残高 |
ahamoとLINEMOは、口座振替とクレジットカードでの支払いに対応しています。
それぞれ、対応している銀行とクレジットカードが異なるので、ahamo公式サイト、LINEMO公式サイトから利用できる支払い方法を確認しておきましょう。
また、ahamoではdポイントを使って支払いをすることも可能です。
dポイントは、スマホ料金だけでなく、ドコモの関連サービスや加盟店でも使えるため、普段からdポイントを貯めている人にとってはメリットがあります。
LINEMOでは、PayPay残高での支払いが可能で、キャッシュバックキャンペーンに参加できることも。
ahamoもLINEMOも複数の支払い方法があるため、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に利用してください。
つながりやすさを比較|ahamoはドコモ回線で安定
ahamoは大手キャリアであるdocomoの回線を利用しており、通信の安定性が高く、地方や山間部などのエリアでも、安定した接続が期待できます。
一方、LINEMOはソフトバンクの回線を利用していますが、5Gに対応しているのは一部のエリアです。
ソフトバンクの5Gエリアとは異なるため、5Gの高速通信を利用したい場合は、対応エリアに注意してくださいね。
キャンペーンを比較|ポイント還元のキャンペーンが充実
ahamoとLINEMOでは、新規契約や乗り換えでポイントの還元が受けられるキャンペーンを開催しています。
ahamoではdポイントの還元キャンペーンが充実しており、新規契約や乗り換えでdポイントの獲得が可能です。
たとえば、「ahamo対象機種をおトクに購入しよう」では、新規契約で対象機種を購入すると、dポイントが最大20,000ポイント進呈されます。
一方、LINEMOでは、PayPayポイントの還元キャンペーンが充実。
たとえば、「LINEMOベストプラン 最大6カ月分基本料全額戻ってくるキャンペーン」では、ベストプランを契約すると最大6ヶ月分の月額料金相当のPayPayポイントが進呈されます。
dポイントを貯めている人はahamo、PayPayをよく使う人はLINEMOのキャンペーンを利用して、お得にスマホを利用しましょう。
ポイントを比較|ahamoはdポイント、LINEMOはソフトバンクポイント
ahamoもLINEMOも、携帯料金の支払いでポイントを貯めることができます。
ahamoでは、利用料金1,100円(税込)に対してdポイントが10ポイント付与され、貯まったポイントは、ドコモのサービスやdポイント対応店舗で使えます。
また、LINEMOは、ソフトバンクカードで支払うと、利用料金1,100円(税込)に対してソフトバンクポイントが10ポイント付与。
ソフトバンクポイントは、PayPayポイントに交換できるので、携帯料金の支払や買い物で使うことが可能です。
購入できる端末を比較|LINEMOは端末の販売なし
携帯会社 | 販売機種 |
---|---|
ahamo | iPhone
|
Android
|
|
LINEMO | 販売なし |
ahamoでは、端末をオンラインショップで購入することができ、AndroidもiPhoneも豊富に販売されています。
一方、LINEMOは端末の販売を行っておらず、現在持っているスマホをそのまま使うか、自分で新しい端末を購入する必要があります。
今使っているスマホを引き続き利用したい場合や、端末は別の場所で安く購入したい人にはLINEMO、契約と一緒に新しいスマホも購入したい場合には、ahamoがおすすめです。
30GBが月額2,970円
乗り換えタイミングを比較|ahamoは契約先によって異なる、LINEMOは月末
ahamoまたはLINEMOへ乗り換えるタイミングを知ることで、無駄な料金の支払いを回避できます。
ahamoに乗り換える際には、「他社からahamo」「docomoからahamo」の2パターンでおすすめの乗り換えタイミングが異なります。
他社からahamoに乗り換える際は、月末がおすすめです。
現在契約している携帯会社では、解約するのが月初でも月末でも、最後の月の料金は満額請求する会社が多いです。
ahamoでは初月の料金が日割り計算されるため、月末に乗り換えるほど費用を抑えることができます。
しかし、携帯会社によっては、月末以外に締め日があるため、契約中の会社の締め日を確認してから乗り換えを検討しましょう。
また、docomoからahamoに乗り換える際は、料金の日割り計算がないため、契約しているプランによって「以前のプラン」または「ahamo」どちらかの料金が請求されます。
docomoからahamoに乗り換えを検討している方は、以下の表を参考にしてください。
以前のプラン | 乗り換え月の料金 |
---|---|
eximo
5Gギガホ プレミア 5Gギガホ ギガホ プレミア ギガホ2 ギガホ |
以前のプランの料金 |
irumo、5Gギガライト
ギガライト ケータイプラン はじめてスマホプラン U15はじめてスマホプラン データプラス キッズケータイプラン シェアパック |
ahamoの料金 |
以前のプランの料金より、ahamoの料金の方が安い場合は、早めに乗り換えるのがおすすめです。
ahamoに乗り換える前に、どのプランを使っているのか、料金はいくらなのかを確認してくださいね。
LINEMOに乗り換える際は、月末が最もお得なタイミング。
他社からahamoに乗り換える場合と同じく、解約月の料金は日割りにならず、1ヶ月分まるまる請求する会社が多いからです。
もし、ソフトバンクから乗り換えるときは、締め日に注意してください。
ソフトバンクの締め日は「10日」「20日」「月末」と3種類あるため、締め日に合わせて乗り換えのタイミングを調整しましょう。
3GBが月額990円
ahamoとLINEMOのメリット
ahamoとLINEMOは、それぞれ異なるメリットを持っています。
携帯会社 | メリット |
---|---|
ahamo |
|
LINEMO |
|
どちらが自分に合っているかを見極めるためには、スマホの使い方や生活スタイルに応じたメリットを、しっかり理解することが重要です。
項目別の比較で分かった、ahamoとLINEMOのメリットを見ていきましょう。
ahamoのメリット
- シンプルで分かりやすいプラン
- 大容量データプランがリーズナブル
- 5分以内の国内通話が無料
- docomoの安定した回線
- 海外でも30GBまで追加料金なしで利用可能
- dポイントが貯まりやすい
ahamoの最大のメリットは、大容量データプランをお得に利用できること。
動画やオンラインゲーム、リモートワークなどでデータを多く使う人にとって、ahamoの30GBや110GBのプランは非常に魅力的でしょう。
また、ahamoのプランには5分以内の国内通話が含まれるため、短時間の電話をよくかける人にとってコスト面でのメリットが大きいです。

引用元:ahamo公式
通信エリアの面では、docomoの安定した回線を利用していて地方や山間部でもつながりやすく、海外利用の面では、30GBまで追加料金なしで利用できるため申込の手間がかかりません。
さらに、ahamoはdポイント還元のキャンペーンがあったり、dポイントで携帯料金が支払えたりするなど、dポイントの利用が充実しています。
貯まったポイントは、以下のような街やネットのお店、請求書払いで使用可能です。
- セブンイレブン
- マクドナルド
- すき家
- ユニクロ
- マツモトキヨシ
- Amazon
- ふるさとチョイス
- メルカリ
- 中国電力、関西電力、九州電力など電力会社
dポイントを貯めたり、支払いに使ったりと、賢くポイントを使えば生活費の削減につながります。
30GBが月額2,970円
LINEMOのメリット
- 3GBが月額990円(税込)の低コスト
- 3GB~30GBまで幅広いデータ容量に対応
- LINEギガフリー
- PayPay残高での支払いに対応
- オンラインで契約が完結
- PayPayポイント還元キャンペーンがある
LINEMOの3GBのプランは、月額990円(税込)という手頃な価格で提供されています。
毎月のデータ使用量が3GB以内で、WiFi環境でスマホを使うことが多い人にとって、非常に経済的です。
3GBの小容量プランだけでなく、10GB・30GBのプランもあり、たっぷり使いたい人にも対応したプラン設定です。
また、LINEMOの特徴は「LINEギガフリー」機能により、LINEでのメッセージ送受信・音声通話・ビデオ通話・タイムラインなどが、データ消費にカウントされないこと。

引用元:LINEMO公式
データ量を気にせずに利用できるのは、嬉しいですね。
また、携帯料金をPayPay残高で支払えたり、PayPayポイント還元のキャンペーンが充実していたりするため、PayPayユーザーにとってメリットがあります。
そのほかにも、LINEMOの契約・サポートはオンラインで対応可能であり、店舗に出向かずにどこでも手続きができるメリットも。
スマホの操作に慣れている人や、忙しくて店舗に行けない人は、オンラインで手続きが完結する携帯会社が向いているでしょう。
3GBが月額990円
ahamoとLINEMOのデメリット
ahamoとLINEMOには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
携帯会社 | デメリット |
---|---|
ahamo |
|
LINEMO |
|
メリットとデメリットの両方を知っていれば、事前に問題を回避できたり、より自分にあったプランを選ぶことができます。
それぞれのプランの特性を理解して、自分のスマホの使い方に合うかどうかを見極めていきましょう。
ahamoのデメリット
- 小容量プランがない
- 5分以上の通話は有料
- データの繰り越しができない
- 店舗でのサポートが有料
- オンラインでの手続きが中心
ahamoの30GBプランは、データ消費量が多い人やプランを選ぶ手間をかけたくない人にはメリットとなりますが、データ使用量が少ない人にとってはデメリットになるでしょう。
1〜10GB程度しかデータを使わない場合、ahamoの30GBプランは割高に感じるかもしれません。
また、5分以上の通話は、30秒ごとに22円かかるため、頻繁に長電話をする人にとっては通話料金が増える可能性があります。
さらに、ahamoではデータの繰り越しができず、使い切れなかったデータが無駄になりもったいなさを感じるでしょう。
毎月どのくらいのデータ量を使っているのかを把握して、適切なプランを選択してください。
LINEMOのデメリット
- 実店舗がない
- 海外ローミングには別途料金が必要
- データ繰り越しができない
- 端末を購入できない
- 5G対応エリアがソフトバンクよりも狭い
LINEMOは実店舗を持たないため、契約とサポートは、オンラインで行わなければなりません。
スマホの契約や設定に不安がある人は、手続きが難しく感じたり時間がかかったりする可能性があります。
LINEMOについて不明点がある場合には、オンラインサポートを利用する以外にも、LINEMO公式サイトのよくある質問から、該当の項目がないか確認してみましょう。
また、LINEMOの海外利用はプランの申し込み・追加料金が必要で、急に海外出張が入ったり海外によく行ったりする人は、申し込みの手間とコストがかかってしまいます。
海外でスマホを使う機会が多いと分かっている場合は、ahamoのように追加料金や申し込みが不要な携帯会社を選択するのが良いでしょう。
そのほかにも、LINEMOでは端末を購入できず、今のスマホをそのまま使うか別の窓口で購入しなければならなかったり、5G対応は一部エリアに限られたりするデメリットも。
メリットとデメリットのバランスを考えて、契約先を決めましょう。
ahamoとLINEMOがおすすめな人
前述したahamoとLINEMOのメリットから分かる、ahamoとLINEMOがおすすめな人についてご紹介します。
携帯会社 | おすすめな人 |
---|---|
ahamo |
|
LINEMO |
|
使い方やライフスタイルによって、どちらのプランが適しているかが変わります。
「おすすめな人」に当てはまる項目が多い人ほど、その携帯会社をお得に快適に使えるため、いくつ当てはまるか考えてみてください。
ahamoがおすすめな人
- 大容量のデータ通信を利用する人
- 5分以内の短い通話が多い人
- 海外旅行や出張が多い人
- dポイントを活用したい人
- シンプルなプランを好む人
ahamoは、大容量データをお得に使いたい人におすすめで、大盛りオプションを追加すれば、110GBを月額4,950円(税込)で利用できます。
プランは月額2,970円(税込)の30GBプランのみとシンプルで、携帯会社契約の際に迷うことが少なく、複雑な契約が苦手な人に向いています。
また、海外利用は、追加料金なしで30GBまで利用できるため、出張や旅行が多い人にとって魅力的。
さらに、dポイント還元のキャンペーンやdポイント支払いなどに対応していて、ahamoを契約することで、dポイントの活用が可能です。
おすすめな人に当てはまる項目が多かった人は、ahamo公式サイトで詳細をチェックしてみましょう。
30GBが月額2,970円
LINEMOがおすすめな人
- LINEを頻繁に使う人
- 月に少量のデータしか使わない人
- 月々のデータ使用量が30GB以下の人
- PayPayユーザー
- 店舗に出向かずに手続きを行いたい人
LINEMOは、LINEを頻繁に使う人におすすめです。
LINEのメッセージや通話がデータ消費なしで利用できるため、LINEユーザーは使いすぎを気にせずに安心して利用できます。
また、LINEMOのデータ容量は3GB・10GB・30GBの3段階から選択でき、少量のデータを使う人からたっぷり使いたい人まで、幅広いユーザーが使いやすいプランです。
さらに、PayPay残高で携帯料金の支払いができ、PayPayユーザーはポイント還元の恩恵を受けやすいです。
おすすめな人に当てはまる項目が多かった人は、LINEMO公式サイトで詳細をチェックしてみましょう。
3GBが月額990円
ahamoとLINEMOがおすすめじゃない人
こちらでは、ahamoとLINEMOのデメリットから分かる、ahamoとLINEMOがおすすめじゃない人についてご紹介します。
携帯会社 | おすすめじゃない人 |
---|---|
ahamo |
|
LINEMO |
|
自分のスマホの使い方や希望に合わない場合、ほかの携帯会社を検討するのが賢明です。
おすすめな人と合わせて、どの項目が当てはまるのかを見ていきましょう。
ahamoがおすすめじゃない人
- データ消費が30GBより少ない人
- 長時間の通話をよくする人
- 対面でサポートを受けたい人
- データを翌月に繰り越したい人
ahamoは、30GBの大容量データプランが基本となっているため、データ使用量が少ない人には不向きです。
たとえば、ahamoの30GBを契約している人が、実際は毎月3GBしか使わなかった場合を考えてみましょう。
ahamoの30GBは月額2,970円(税込)ですが、LINEMOの「LINEMOベストプラン3GB」を契約すると月額990円(税込)と、大きな差があります。
年間で比べてみると、LINEMOの方が23,760円(税込)も安くなる計算です。
3GBや10GBなど、30GBより少ないデータしか使わない人には、ahamoの料金が高く感じるでしょう。
また、5分以内の通話はプランに含まれていますが、5分超えると追加料金が発生するため、超過分の料金がかかったり無制限かけ放題プランを追加したりと、費用が増えてしまいます。
そのほかにも、対面でのサポートを希望する人にとって、ahamoは不便です。
店舗サポートは有料で、基本的に手続きはオンラインなので、サポートには追加費用がかかります。
ahamoに興味がある人は、毎月のデータ消費量や通話時間、契約や使用に不安がないか確認しましょう。
LINEMOがおすすめじゃない人
- 長電話を頻繁にする人
- 月に30GB以上のデータを使う人
- 対面でサポートを受けたい人
- 海外によく行く人
- 広いエリアで5G通信を行いたい人
LINEMOは、長時間通話をする人にはあまり向いていません。
5分かけ放題と無制限かけ放題は有料オプションであり、通話時間が長いと毎月のスマホ料金が増える可能性があります。
また、LINEMOで提供しているプランは最大で30GBで、データ使用量が30GBを超える場合には、LINEMOのプランでは対応できないので注意が必要です。
海外ローミングについても、別途料金と申し込みが必要であるため、海外旅行や出張が多い人は手間とコストがかかってしまいます。
LINEMOに興味がある人は、毎月のデータ消費量や海外での利用状況などを考えてみてください。
ahamoとLINEMO以外のおすすめ
ahamoとLINEMO以外にもおすすめしたいのが、povo・楽天モバイル・UQモバイルです。
3つの携帯会社には異なる特徴やメリットがあり、利用者のニーズに合わせて柔軟なプランが選べます。
povo・楽天モバイル・UQモバイルの特徴や料金プラン、通話サービスなどを、ahamo・LINEMOと比較しながら見ていきましょう。
povo
povoは、KDDI(au)が提供するオンライン専用のプランで、以下のようなサービスを提供しています。
項目 | 内容 |
---|---|
料金プラン
(税込) |
基本使用料 ※最大128kbpsの低速:0円1GB(7日間):390円3GB(30日間):990円20GB(30日間):2,700円60GB(90日間):6,490円150GB(180日間):12,980円300GB(90日間):9,834円データ使い放題(24時間):330円データ使い放題(24時間)7日間×12回:9,834円 |
通話サービス (税込) |
5分かけ放題:550円
5分超過後:22円/30秒 無制限かけ放題:1,650円 |
サポート | チャット |
回線 | au回線 |
povoの特徴は、基本料金が0円で、必要な時に必要なサービスを「トッピング」として追加する仕組みにあります。

引用元:povo公式
トッピングにより、月々の利用が少ない人や一定期間だけたくさんのデータ通信をする人など、そのときの状況に合わせてプランを選択でき、経済的にスマホを利用することが可能です。
ahamoとLINEMOでは提供されているプランから選ぶため、データ容量・料金の選択肢が限られますが、povoは「トッピング」があるため、月のデータ消費量が3GBや20GBと変動する人に最適です。
また、povoはau回線を利用しており、都市部から地方まで、広範囲で安定した通信が可能。
povoは、通信速度の低下に悩みたくない人、プランに柔軟さを求める人におすすめです。
自由に選べるトッピング
楽天モバイル
楽天モバイルは、楽天が提供する通信サービスで、以下のようなサービスを提供しています。
項目 | 内容 |
---|---|
料金プラン
(税込) |
Rakuten 最強プラン
0~3GB:1,078円 3~20GB:2,178円 20GB以上:3,278円 |
通話サービス
(税込) |
「Rakuten Link」アプリ利用で無料
通常の電話で15分かけ放題:1,100円 |
サポート | 店舗・電話・チャット |
回線 | 楽天自社回線 + auパートナー回線 |
楽天モバイルは段階制の料金プランを採用しており、データ使用量に応じて月額料金が変動します。

引用元:楽天モバイル公式
3GB未満であれば月額1,078円(税込)、20GBまで使った場合は月額2,178円(税込)、無制限プランでも月額3,278円(税込)というリーズナブルな設定です。
ahamoでは、110GBの大容量プランが月額4,950円(税込)ですが、楽天モバイルならahamoよりも月額1,672円(税込)安い料金で、データを無制限に使えます。
また、専用の通話アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内通話が無料でかけ放題に。
ahamoとLINEMOでは、かけ放題を利用するには追加料金が必要であるため、楽天モバイルの通話アプリは魅力的です。
ただし、楽天回線エリア外では、パートナー回線(au回線)に切り替わりデータ使用量が制限されることがあるため、契約前に自分の住んでいるエリアが楽天回線に対応しているか確認しておきましょう。
楽天モバイルは、無制限プランを利用したい人、無料で通話をたくさんしたい人におすすめです。
おトクなワンプラン
UQモバイル
UQモバイルは、KDDI(au)のサブブランドで、以下のようなサービスを提供しています。
項目 | 内容 |
---|---|
料金プラン
(税込) |
トクトクプラン
1GBまで:2,277円 15GBまで:3,465円 |
コミコミプラン+
33GB:3,278円 10分以内の国内通話含む |
|
ミニミニプラン
4GB:2,365円 |
|
通話サービス
(税込) |
10分かけ放題:880円
無制限かけ放題:1,980円 月間最大60分の通話:660円 |
サポート | 店舗・電話・チャット・LINE |
回線 | au回線 |
UQモバイルの料金プランには、データ消費量や通話サービスが異なる、3つのプランがあります。

引用元:UQ mobile公式
データ利用量に応じて月額料金が変化する「トクトクプラン」、10分以内の国内通話が無料で33GBまで使える「コミコミプラン+」、データ消費量が少ない人向けの「ミニミニプラン」です。
また、UQモバイルには自宅セット割・家族セット割・au PAYカードお支払い割があり、料金が割引になるサービスも。
自宅セット割は、auひかりやUQ WiMAXなどのインターネットサービス、またはauでんきの契約で割引適用。
家族セット割は、トクトクプランまたはミニミニプランに家族が加入すると、月550円(税込)の割引が受けられるサービスです。
au PAYカードお支払い割では、携帯料金をau PAYカードで支払うと月187円(税込)が割引になります。
各割引の適用で、トクトクプランは1GBまでが月額990円(税込)、15GBまでが月額2,178円(税込)になり、ミニミニプランは4GBが月額1,078円(税込)とお得に利用できます。
また、UQモバイルでは、余ったデータを翌月に繰り越せるのも魅力。

引用元:UQ mobile公式
ahamoとLINEMOはデータの繰り越しができませんが、UQモバイルなら無駄なくデータを使い切ることができます。
さらに、UQモバイルでサポートを受けたい場合、店舗・電話・チャット・LINEの4つの方法から選択が可能。
サポート体制が充実しており、スマホ初心者や店舗に行けない人でも、複数の方法でサポートを受けられます。
UQモバイルは、家族でUQモバイルを利用する人、ライフスタイルに合わせてサポートを受けたい人におすすめです。
余ったデータが繰り越せる
ahamoとLINEMOの注意点
ahamoとLINEMOは、料金プランがシンプルでコストパフォーマンスの良いサービスですが、利用する際には注意が必要なポイントもあります。
- 無制限プランがない
- 乗り換える場合は日割り計算されない
- オンラインサポートが基本
- キャリアメールが使えない
自分にぴったりの携帯会社を契約するために、注意点について把握しておきましょう。
無制限プランがない
ahamoとLINEMOは、無制限プランを提供していません。
ahamoは最大で110GBまで、LINEMOは最大で30GBまで利用できるプランが用意されていますが、それ以上にデータ使用量が多いユーザーにとっては、無制限プランがないことはデメリットとなります。
データ消費量が多い人や、データ消費量を気にせずにスマホを使いたい人は、楽天モバイルやpovoなど、無制限プラン提供している携帯会社を検討した方が良いでしょう。
乗り換える場合は日割り計算されない
ahamoやLINEMOに乗り換える場合、月の途中で乗り換えても、日割り計算が適用されません。
つまり、月初に乗り換えても、乗り換え元の携帯会社の月額料金は満額請求されてしまうため、無駄なコストがかかります。
そのため、月末に近いタイミングで乗り換える方が、全体的な費用を抑えることが可能です。
乗り換えのタイミングについては、記事内の「ahamoとLINEMOを項目別に比較」も参考にしながら、しっかり確認しましょう。
オンラインサポートが基本
ahamoとLINEMOはオンライン専用プランであり、サポートもオンラインを中心に行っています。
店舗でのサポートは提供されておらず、ahamoに関しては一部のドコモショップで有料でサポートを受けられますが、気軽に店舗で相談したいユーザーにとっては、不便に感じるかもしれません。
オンラインチャットや電話を活用することが基本であるため、オンラインでの手続きやサポートに慣れていない方は、戸惑うこともあるでしょう。
サポートを利用するほかにも、公式サイトの「よくある質問」を確認するなどして、疑問を解決してくださいね。
キャリアメールが使えない
ahamoとLINEMOは、「@docomo.ne.jp」や「@softbank.ne.jp」のようなキャリアメールを利用できません。
大手キャリアからahamoまたはLINEMOに乗り換える人は、「メールアドレス持ち運びサービス」の利用で引き続きキャリアメールを使えますが、月額330円(税込)がかかる点に注意してください。
キャリアメールをよく使う人やキャリアメールで重要な連絡を受け取っている人は、Gmailなどのフリーメールに変更する手続きを行いましょう。
ahamoとLINEMOの比較まとめ
ahamoとLINEMOは、それぞれ異なる特徴やメリット、デメリットを持っています。
料金プランや通信速度、通話サービスなどを比較し、自分のスマホの使い方やライフスタイルに合わせた選択をすることが大切です。
記事の重要なポイントを振り返りながら、自分にぴったりの携帯会社を探してみましょう。
- ahamoは30GBと110GBの大容量プラン、LINEMOは3GBから30GBまでの幅広いプランを提供
- LINEMOの方が平均的に通信速度が速く、特にアップロード速度で差が出ている
- ahamoは5分以内の通話が無料で含まれており、LINEMOはオプション料金で通話サービスを追加できる
- シンプルなプランで、大容量データを使いたい人にはahamoがおすすめ
- LINEをよく使う人、自分に合ったデータプランを選びたい人にはLINEMOがおすすめ
- ahamoもLINEMOも無制限プランがない・サポートはオンライン中心・キャリアメールが使えない
大容量データを使う人や、海外でもスマホを利用したい人にはahamoがおすすめですが、少量データプランをお得に使いたい人や、LINEを多用する人にはLINEMOがおすすめです。
料金プランやサポート体制、通話サービスをしっかり確認して、自分に合った携帯会社を選んでください。
30GBが月額2,970円